組み込み機器用ディスクイメージ
Debian GNU/Linux 4.0 `etch'のPowerPC用のディスクイメージを作りました。
debootstrapを実行しただけの何も設定されていない状態の物です。
ここからダウンロードできます。
使い方
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カーネルは含んでないので別途機種用の物を準備してください。
必要ならばそのブートローダも準備してください。
以下の説明ではカーネル関係のインストールに付いては書いていません。
必要に応じて作業を追加してください。
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fdiskコマンドでターゲットディスクのパーテーションを切って、mkfsやmkswapコマンドを使ってフォーマットします。
作業例:
# fdisk /dev/hde
# mkfs /dev/hde1
# mkswap /dev/hde2
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ターゲットのルートパーテーションをマウントします。
もし、/homeや/varディレクトリを/とは別のパーテーションに分ける場合はそれらもマウントします。
ディスクイメージをルートパーテーションに解凍して、マウントの設定(/etc/fstab)とログインデバイスの設定(/etc/inittab, /etc/securetty)、ホスト名の設定(/etc/hostname)、ネットワークの設定(/etc/network/interfaces, /etc/resolv.conf)を環境に合わせて編集します。
作業例:
# mount /dev/hde1 /mnt
# tar xpzf etch-powerpc.tar.gz -C /mnt
# vi /mnt/etc/fstab
# vi /mnt/etc/inittab
# vi /mnt/etc/securetty
# vi /mnt/etc/hostname
# vi /mnt/etc/network/interfaces
# vi /mnt/etc/resolv.conf
# umount /mnt
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2)と3)で作ったディスクを使ってターゲットをブートします。
rootでログインして、dateコマンドで時間をUTCに合わせて、tzconfigコマンドでローカルタイムゾーンを設定します。
最後に、/etc/apt/sources.listを編集すれば、apt-getが使えるようになります。
ここまで来れば、後は自由に出来ると思います。
作業例:
# date 092307432007
# tzconfig
# vi /etc/apt/sources.list
# apt-get update && apt-get upgrade