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h8fmw

h8fmwって何?

h8fmwは日立H8/300Hシリーズマイコン用のフラッシュメモリライタです。

対応デバイスはH8/3022とH8/3039、H8/3048、H8/3052、H8/3062、H8/3062のRマクク版、H8/3064、H8/3067ですが、動作確認が出来ているのはH8/3067だけです。

マイコンのクロック周波数は自動認識しますが、8MHz未満のクロックには対応していません。

書き込めるROMデータフォーマットは、モトローラS(S1, S2, S3)のみです。

動作環境

POSIXに対応したUNIXとMicrosoft Windowsで動作するはずですが、Debian GNU/Linux `woody'とMicrosoft Windows 2000でしか動作確認をしていません。

マイコンと接続の為に、シリアルポートが最低1つは必要です。

ダウンロード

h8fmwの最新版は、ここからダウンロードして下さい。

インストール

UNIX環境の場合
  1. h8fmw.fmwファイルをテキストエディタで開いて、port=の行を書き込みに使うシリアルポートデバイス名を示すように(必要ならば)書き換えて下さい。
  2. $ ./configure
    $ make
    $ su
    # make install
    と、続けて実行して下さい。 自動的に実行ファイルが作成され、必要なファイルが必要な場所にコピー(インストール)されます。
Microsoft Windows環境の場合
  1. h8fmw.fmwファイルをテキストエディタで開いて、port=の行を書き込みに使うシリアルポートデバイス名を示すように書き換えて下さい。 例えば、COM1ポートを使うのならばport=com1の様に書き換えます。
  2. インストールしたいディレクトリ(フォルダ)を(無ければ)作って、そのディレクトリにh8fmw.exeと拡張子が.fmwのファイルを全てコピーして下さい。
  3. もし、そのインストールしたディレクトリが、実行パスに含まれていないのならば追加して下さい。

使い方

  1. マイコンの電源が切れている状態で、h8fmw.fmwport=行で指定したシリアルポートと書き込み対象のマイコンとを、ケーブルで接続して下さい。
  2. マイコンを書き込める状態に設定して、マイコンの電源を入れて下さい。
  3. h8fmwを実行して、DEVICE NAME: のプロンプトでデバイス名、FILE NAME: のプロンプトでROMデータファイル名をそれぞれ入力して下さい。 指定できるデバイス名は、3022か3039、3048、3052、3062、3062r、3064、3067の内の1つです。
  4. エラーが表示されずにh8fmwが終了すれば、書き込みは完了です。
  5. マイコンの電源を切ってから、マイコンとのケーブル接続を外して下さい。

協力のお願い

作者一人では、全対応デバイスの動作確認が困難ですし、OSに付いても多種に渡っての確認は出来ません。 もし、このソフトウェアを使って書き込みを試されたならば、その動作報告をぜひお願いします。 動作報告では、デバイスとOSの種類、書き込みに成功したか失敗したか、書き込みに失敗した場合はそのエラーコード、を連絡先に連絡下さい。

変更履歴

Ver.0.6
Cygwin環境にも対応した。
Ver.0.5
h8fmw.fmwport=send=wait=の3コマンドと、$A$B$F$N$R$T$Vの7定数を追加した。
Ver.0.4
配布ライセンスをGPL2に変更した。
Ver.0.3
NL3067基板用のカスタマイズを止めて汎用に戻した。
Ver.0.2
日立純正Cコンパイラの出力ファイルに対応。
  • データファイルにS0で始まる行が存在すると書き込みに失敗する問題を修正。
Ver.0.1
商品のNL3067基板用にカスタマイズし、公開版として出すためにコーディングを整理した。
Ver.0.0
アイデアが実現可能かを確認するために作った試作版。

使用と配布の条件

連絡先

意見や希望、動作報告、質問等は大歓迎です。 下記アドレスまで。

Yuichi Kobayashi <kobayasy@kobayasy.com>


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